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建築士に対する定期講習受講義務。原則3年以内ごとに登録講習機関が行う定期講習の受講が義務付けられています。

投稿日:2020年10月24日 更新日:

メモ

今回の記事では、建築士の定期講習について紹介します。
定期講習の受講対象者、受講期間、受講費用は下記です。

  • 受講対象者:
    建築士事務所に所属する一級建築士、二級建築士および木造建築士
  • 受講期間:
    原則、前回の講習を受けた日の属する年度の翌年度の開始の日から起算して三年以内
  • 受講費用(※費用は各講習機関により異なる):
    一級建築士 12,000円
    二級建築士 10,000円

以下に、詳しく説明していきます。

    この記事の目次

  1. 建築士に対する定期講習受講義務について
  2. 定期講習の目的
  3. 定期講習の受講対象者と受講期間
  4. 定期講習の内容と受講料
  5. 最後に




1.建築士に対する定期講習受講義務について

平成20年11月28日施行の改正建築士法・建築士法第二十二条の二により、建築士事務所に所属する一級建築士、二級建築士および木造建築士は、原則3年以内ごとに登録講習機関が行う定期講習の受講が義務付けられました。

2.定期講習の目的

この定期講習の目的は、建築技術の高度化に伴った建築物の高層化、大規模化、複雑化などに対する建築士の適正な業務を担保するための知識の更新です。

技術の高度化により、建築基準法令の改正も頻繁に行われるようになっており、建築士には今まで以上に業務に従事するにあたって十分な知識と技能が求められています。

3.定期講習の受講対象者と受講期間

定期講習の受講期間は、建築士法施行規則の第十七条の三十六、三十七に定められています。

建築士事務所に所属する一級建築士、二級建築士および木造建築士は、原則として前回の講習を受けた日の属する年度の翌年度の開始の日から起算して三年以内に定期講習を受講しなければなりません。

4.定期講習の内容と受講料

オフィス

私は総合資格で受講しました。
1日の講習で、受講時間は9:30~17:50です。

講義内容
建築基準法
建築士法
その他関係法令の改正等
設計及び工事監理に関する科目
修了考査(60分・一級40問・二級35問・木造30問)
※総合資格HPより引用

配布テキスト
1.建築士法に基づく建築士定期講習テキスト
2.建築士定期講習テキスト(別冊)

受講料
一級建築士 12,000円
二級建築士 10,000円
※上記は、総合資格の場合です。

修了考査は、テキスト持ち込み可です。問題も講義中に取り上げて説明された範囲からの出題が主ですので、特に事前対策等をしていく必要はありません。

5.最後に

この1日の講義で知識や技能が上がるものではありませんが、この定期講習を通じて自分が建築士であり、社会に対して責任のある立場であると再認識できます。資格は取った後にそれをどう活かしていくのかを考え、その資格に見合う努力を続けていくことが大事ではないでしょうか。

毎日の仕事に追われると、そういう思いも忘れがちですが、これからも3年ごとのこの建築士定期講習を、自分をいましめるいい機会にしていきたいと思います。また、監理技術者の講習受講義務についても記事を書いていますので、あわせてご覧ください。

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長崎県五島列島育ちの建築士です。43歳になり、日々がマンネリ化してくるなか、何か新しい行動を起こしたいと思い、ブログを始めました。少しずつ勉強し、サッカー・建築・関心事等をアウトプットしていきたいと思っています。

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