everlemoned

サッカーと建築と日々の関心事を思いのままにつづるブログ

サッカー

セリエA 20-21 第1節 ACミラン対ボローニャ・ユベントス対サンプドリア【冨安・吉田両選手出場も試合はともに敗戦】

投稿日:2020年9月27日 更新日:

サンシーロ

セリエAが開幕しました。(ラ・リーガ開幕戦の記事はコチラ)

今シーズンのセリエAには、ボローニャ・冨安選手、サンプドリア・吉田選手の日本代表CBコンビが挑戦します。

開幕節から、ACミラン対ボローニャ、ユベントス対サンプドリアの注目カードです。
試合のみどころは、なんといってもこの2つでしょう。

  • 冨安選手対イブラヒモヴィッチ
  • 吉田選手対クリスティアーノ・ロナウド

世界的スーパースター2人を日本人CBがどこまで抑えてくれるのか。
楽しみでもあり、少し怖くもあります。

今回も、高校時代はサッカー部所属、テレビ観戦歴28年間3,000試合以上を観てきた経験から、下記の2点に注目しながら試合を紹介していきます。

  • 日本人選手の出場状況と試合結果
  • 私が選ぶマンオブザマッチ

それでは、解説スタート。

    この記事の目次

  1. セリエA20-21 第1節 ACミラン対ボローニャ
  2. 私が選ぶマンオブザマッチ
  3. セリエA20-21 第1節 ユベントス対サンプドリア
  4. 私が選ぶマンオブザマッチ




1.セリエA20-21 第1節 ACミラン対ボローニャ

ACミラン
冨安選手の出場状況と結果
冨安選手は、昨季は右SBを主戦場とし、攻守でチームに貢献しました。
注目の開幕戦、ミハイロビッチ監督が冨安選手に与えたポジションはCB。
先発フル出場しましたが、2-0で敗れました。

この試合での冨安選手は、昨シーズンをレギュラーとして戦った経験からか試合開始から臆することなくプレーしていました。
開始早々のプレーでFWパラシオの落としを3~4タッチのドリブルで、左サイドをもちあがっていくプレーがありましたが、その姿が私にはとても頼もしく見えました。

私がみる冨安選手のプレーの特徴は、この2つです。

  • プレーの予測が速く、インターセプトが多い
  • 状況判断が的確で、ボール奪取から攻撃の起点となれる

この試合でも、この2つの長所はよくでていました。

23分には、DFラインのひとつ前まで出て、ボールをインターセプトし、そのまま前線に上がっていくプレーが、51分にも同じく冨安選手のインターセプトから、味方がシュートまでもっていくシーンがありました。

このプレーがSBでもCBでも同じようにできるのが冨安選手のすごいところで、評価があがっている理由のひとつだと思います。

ただし、イブラヒモヴィッチは一枚上手でした。

11分、27分には個人技でかわされるシーンがあり、先制点のシーンも、CB2人の間に入られてしまい、ヘディングでゴールを取られました。
ただ、このヘディングはイブラヒモヴィッチの身体能力がなせる技なので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

ポジション取りも老かいで、冨安選手とボランチの間でボールを受けて、DFが食いつてきたら裏を取りにいっていました。

フィジカルだけでなく、試合中に考えプレーを変えられる点が、イブラヒモヴィッチが38歳になった今でも第一線で活躍できる理由です。

2.私が選ぶマンオブザマッチ

私が選ぶマンオブザマッチは、ミラン10番 チャルハノール選手です。

70分まででしたが、FWとDFとのつなぎ役、水を運ぶ仕事を見事にこなしていました。
長いパスではなく、ボールをもった選手の近くにポジションをとり、ショートパスを受けてはたいてと、チームにいいリズムを作っていました。

70分からチャルハノール選手に代わって入ったブラヒム・ディアス選手も同じようなタイプの選手で、この2人が今年のミランでは中盤のキーマンになると思います。

この2人のプレーは日本人にもいいお手本になると思います。
イメージ的には、柏木陽介選手や大島僚太選手みたいなプレースタイルです。



3.セリエA20-21 第1節 ユベントス対サンプドリア

ユベントス
吉田選手の出場状況と結果
吉田選手は、1-0でリードされた後半開始から右CBに入りました。
1-0とリードされ、後半開始からCBを交代で入れることは、普通はあまりありません。
ミラクルレスターの監督だったラニエリならではの作戦ですし、おそらく、当初はスタメンを吉田選手にするプランもあったのだと思います。

後半あたまから、吉田選手を入れ守備を固め1-0をキープ、カウンターワンチャンスで同点にし、勝ち点1を取るのが、後半開始前のサンプドリアのゲームプランだったでしょう。

結果的に78分CKからのこぼれ球をクリアミスして、2-0となり、プランが崩れ負けてしまいましたが、吉田選手はいつもどおり堅実にプレーしていました。

クリスティアーノ・ロナウドと対峙は数回しかなかったと思います。
そのうち1度はスルーパスへの対応でしたが、無難に体でロナウドを抑えていました。

4.私が選ぶマンオブザマッチ

私が選ぶマンオブザマッチは、ユベントス44番 クルセフスキー選手です。

先制の左足シュートは、ゴールにパスを出している感覚でとても美しいゴールでした。
シュートもラストパスもでだせる万能タイプで、個人的には風貌も少し似ていると思うのですが、元バルセロナのグジョンセンを彷彿させます。

今年のユベントスも選手層が厚く、交代で出てくる選手みんなが有名どころでした。
ただし、攻撃は単発で、連動した3人目の動きで崩すようなプレーはありませんでした。

CLを取りに行くのであれば、ここの強化が必須条件。ピルロ監督の手腕に期待です。



-サッカー
-

執筆者:


コメントをもらえるとうれしいです。

関連記事

サッカーボール

ラ・リーガ20-21第6節 ビジャレアル対バレンシア【久保選手は63分から出場。試合結果は2-1でビジャレアル勝利】

ラ・リーガは第6節、ビジャレアルはホームにバレンシアを迎えました。 試合はいぶし銀パレホ選手が決勝ミドルを決め、2-1でビジャレアルが勝利。 久保建英選手は63分から出場し、ビジャレアルでは最長となる …

オランダ国旗

1998年ワールドカップ準決勝 ブラジル対オランダ。前回大会準々決勝と同カード、オランダのリベンジははたして?

ブログテーマどうしよう?と迷ったので、てんどんでいきます。 今日も大好きなサッカーネタを自分勝手に、好き放題に書いてみます。 今日は私の2番目にお気に入りのカードを紹介します。 1998年フランス大会 …

ゴールポスト

第100回天皇杯決勝 川崎フロンターレ対ガンバ大阪 【ポゼッションで圧倒したフロンターレが1-0で天皇杯初制覇】

第100回を迎えた天皇杯決勝。リーグ戦1位の川崎フロンターレと2位のガンバ大阪の対戦となりました。高いポゼッション力を活かして攻撃を仕掛けてくるフロンターレに対して、ガンバが5バックで耐える時間が長く …

ワールドカップ

ワールドカップ初戦のジンクスを打ち破った2チーム。イタリア大会のアルゼンチン、アメリカ大会のイタリアチームを紹介。

子供のころの記憶は鮮明です。私は1990年イタリアワールドカップ以降の8大会を観戦してきました。この記事では、1990年イタリア大会のアルゼンチンと1994年アメリカ大会のイタリアチームについて書いて …

サッカーボール

サッカー日本代表に新フォーメーションを提案!遠藤航選手をアンカーに起用した4-1-3-2でより攻撃的に!

オランダ遠征(9日カメルーン戦、13日コートジボワール戦)を戦う日本代表25名が発表! W杯経験者9名、東京五輪世代7名とバランスの取れたワクワクするメンバーです。 今回は、私の独断と偏見による新フォ …

プロフィール

五島風景
山本 幸一
長崎県五島列島育ちの建築士です。43歳になり、日々がマンネリ化してくるなか、何か新しい行動を起こしたいと思い、ブログを始めました。少しずつ勉強し、サッカー・建築・関心事等をアウトプットしていきたいと思っています。

詳しいプロフィールはこちら