これまでサッカーについては、1994年・1998年のワールドカップの記事などを書いてきましたが、今週末、いよいよリーガエスパニョーラが開幕します。今シーズンの私の注目はやはりこの2点
- 久保建英選手、岡崎慎司選手は活躍できるのか
- 昨季無冠のバルセロナの巻き返しはなるか
バルサと岡崎選手のプレシーズンマッチはチェックできていないので、今日は、久保建英選手のレバンテ戦を、少し解説してみます。
- 久保建英選手、岡崎慎司選手は活躍できるのか
- 昨季無冠のバルセロナの巻き返しはなるか
この記事の目次
1.久保建英選手、岡崎慎司選手は活躍できるのか
開幕戦でいきなり、ビジャレアル対ウエスカの日本人対決となりました。ただし、久保選手の先発出場は少し厳しいように思います。プレシーズンマッチ最終戦のレバンテ戦で久保選手はトップ下で先発出場。60分から左サイドでプレーしました。
トップ下でのプレーはまだまだ、連携がとれておらず、久保選手がなんども指差しでボールを要求していましたが、そのタイミングでボールが入ることは一度もありませんでした。
また、対戦相手もやはり昨季のマジョルカでのプレーを分析しています。久保選手がターンする前に体を当てにきていましたし、ターンしてドリブルを開始しても、数歩目にはホールディングですべてとめられていました。
昨季18ゴールのモレーノがトップ下にいることを考えても、トップ下での先発出場は現時点では厳しいでしょう。また、昨季、久保選手が主戦場にしていた右サイドはチュクエゼが一歩リードしています。この試合でもアルカセルのゴールをアシスト。バレンシア戦ではゴールも決めています。
アルカセルのフリックから抜け出すシーンや、パレホからのロングフィードで裏をとるシーンもあり、現時点では連携や戦術理解の点で久保選手よりも序列では上にいると思います。
とはいえ、今シーズンのビジャレアルはヨーロッパリーグにも出場します。試合数も多くなるため、久保選手にはたくさんのチャンスがあるでしょう。また、レバンテ戦の18分にみせた狭いスペースで相手のきついプレッシャーにあいながらも、ワンタッチパスで打開していくパス回しや、左サイドにまわった65分の久保選手がひいてパスを受け、あけたスペースをペドラサ選手が使うプレーなどをみていると、やはりマジョルカよりもビジャレアルは個人技術や戦術が長けていると感じます。
セビージャでヨーロッパリーグ3連覇、PSG、アーセナルと名門を指揮してきた名将エメリが、久保選手をどのように使っていくのかを含め、今シーズンの久保選手の成長が楽しみです。できたら、はやめにゴールやアシストの目に見える結果を残して欲しい!
もはや日本サッカー界のレジェンドとなりつつある岡崎選手。昨季、自らウエスカをけん引し、チームを昇格に導きました。ミラクルレスターでの優勝と同様、この昇格もかなりのミラクルです。
ずっとやりたかったCFのポジションで思う存分プレーする姿を観たいです。バルサ、レアル相手にドカンとダイビングヘッドを決めて欲しい!
2.昨季無冠のバルセロナの巻き返しはなるか
ここ数年のバルセロナの課題はやはり”世代交代”。メッシ選手、アルバ選手、ブスケツ選手、ピケ選手と長年にわたりチームを引張ってきた選手たちがベテランの域に達しています。
メッシ選手中心の攻撃から、デンベレ選手、ファティ選手あたりの若手へのシフトがうまくできるかがカギになってくるでしょう。うまくかみ合えば、リーグ戦もCLでも上位にくる可能性は十分にあると思います。