建設業で働こうとお考えの方、おそらく求人の多くは施工管理職でしょう。
今、建設業の施工管理職は高齢化と人手不足が問題となっています。
RC躯体工事(6ヵ月)、TV局内装工事(6ヵ月)、木造住宅(2年3ヵ月)の施工管理をトータル3年3か月間経験した私が、下記の2点についてお話します。
- 施工管理とはどんな仕事内容か
- 月収、勤務時間はどれくらいか
今日は、RC躯体工事とTV局内装工事の内容でお話します。
木造住宅の施工管理は内容が少し異なるので、別の記事で紹介します。
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この記事の目次
- 建設業における施工管理の仕事内容
- 月収、勤務時間
- 最後に
1.建設業における施工管理の仕事内容
1日のスケジュール
8:00 ~ 8:30 朝礼
8:30 ~ 10:00 現場作業もしくは事務作業
10:00~10:15 休憩
10:15~11:00 現場作業もしくは事務作業
11:00~11:30 職長会
11:30~12:00 現場作業もしくは事務作業
12:00~13:00 休憩
13:00~17:00 現場作業もしくは事務作業
17:00~18:00 現場見回り、片付け
18:00~ 事務作業
現場作業及び事務作業
「Q」Quality:品質→現場で作られているものが、設計図書と合致したものとなっているか。
- 各業者作成の施工計画書の内容チェック。
- 現場にて整合を確認し、検査表、写真記録を作成する。
「C」Cost:原価→施工費用が適切か。
- 各業者からあがってくる見積書の内容を精査し、金額交渉を行う。
「D」Delivery:工程・工期→計画した工程通りに工事がすすんでいるか。
- 毎日行う職長会の際に各業者より次の日の作業内容を確認し、調整を行う。
「S」Safety:安全→現場に危険な場所はないか。作業員が危険な行動をとっていないか。
- 各業者が毎朝提出するKY用紙の内容チェック
2.月収、勤務時間
RC躯体工事 当時29歳 月給21万円(手取り) 勤務時間週70時間
TV局内装工事 当時40歳 月給35万円(手取り) 勤務時間週65時間
3.最後に
私の専門は構造設計です。施工管理を経験したことで現場でどのような順番で施工しているのかを把握でき、その後の図面作成、特に詳細図の作図には役立っています。だだし、やはり建設業の施工管理は激務です。各職種の作業工程の調整や材料手配等、ほとんどスムーズに進むことはありません。
ある程度の割り切りができるようになるまでにもかなり時間がかかると思います。施工管理を選ぶのであれば、はじめから覚悟をもって挑んでください。