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ラ・リーガ20-21第7節 カディス対ビジャレアル 久保建英選手の【プレー解説】と【ヨーロッパリーグの展望】

投稿日:2020年10月30日 更新日:

はだし

ラ・リーガ第7節、ビジャレアルはアウェーで昇格組のカディスと対戦しました。
ヨーロッパリーグ初戦のスィヴァススポル(トルコ)戦で先発フル出場し、1G2Aの活躍をみせた久保建英選手はこの試合で今季リーグ戦初スタメンを勝ち取りました。

また、前節レアル・マドリードを1-0で破っているカディスとの試合で、私も非常に楽しみにしていました。

    試合結果
    カディス 0-0 ビジャレアル

    試合のポイント
    カディスの“嵌める”守備

カディスの守備がとても面白い試合でした。

この試合の内容とこれからのヨーロッパリーグの展望についても少し解説してみます。

    この記事の目次

  1. ラ・リーガ20-21第7節 カディス対ビジャレアル
  2. カディスの“嵌める守備”
  3. 久保建英選手の【プレー解説】
  4. ヨーロッパリーグ・グループIの展望
  5. 最後に

1.ラ・リーガ20-21第7節 カディス対ビジャレアル

第6節終了時点でビジャレアルはパス本数がリーグ最多、一方のカディスはリーグ最少で、チームカラーが正反対のチームの対戦となりました。案の定、この試合のポゼッションは80%近くがビジャレアル。ただし、試合展開はカディスの思惑通りとなりました。

サッカーには0-0でもとても面白い試合がたくさんあります。

この試合もそのひとつでした。カディスの試合運びをみながら、久しぶりに“守備って面白いな”とニヤニヤしてしまいました。(笑)

2.カディスの“嵌める守備”

カディスの守備時のフォーメーションは4-4-2。前線の2人とDFラインの距離は常に20~30mに保たれていて、非常にコンパクトです。そして、相手が自陣に押し込んでくると中盤の選手2人がDFラインまで下がり、6バックのような形になります。

そして1番の特徴は「人にアタックしない守備」です。

相手にボールを持たせるだけ持たせておいて、楔のパスに対してはインターセプトを狙い(いわゆる“嵌める守備”)、クロスボールに対してはPA内に人数を集めて徹底的に弾き返します。これが見事にあたった試合でした。

この試合、前半6分に左サイドのFKから、クリアボールをネグレド選手がボレーで押し込んでいったんはカディスが先制しました。VARの結果、オフサイドの判定となりましたが、これが入っていればカディスにとっては最高の試合展開となっていたと思います。

3.久保建英選手の【プレー解説】

子供ボール

61分にチュクウェゼ選手と交代するまで、非常に落ち着いてプレーしていました。
ヨーロッパリーグでひとつ結果を出せたことで自信も出てきているでしょう。

目立ったチャンスメイクは2つ
まずは37分。中盤の右サイドでアルカセル選手からパスを受けると、ドリブルでPA右サイドまで持ち上がり、そのまま相手を抜き切らない状態での右足クロス。相手を抜き切らない状態から相手の間を通していくクロスは久保選手の特徴のひとつです。

次は44分。右サイドのスローインの流れから、ボールを受けると相手2人を剥がして縦へ突破し、右足クロス。ボールはファーサイドに流れましたが、局面を打開できたドリブルでした。

4.ヨーロッパリーグ・グループIの展望

グループIに入ったのは、この4チームです。

  • ビジャレアル(スペイン/ポット1)
  • カラバフFK(アゼルバイジャン/ポット2)
  • マッカビ・テルアビブ(イスラエル/ポット3)
  • スィヴァススポル(トルコ/ポット4)

初戦は、ビジャレアルとマッカビ・テルアビブが勝利しました。
やはり、このグループではポット1のビジャレアルが戦力的に優位で、エメリ監督はリーグ戦の主力を温存しつつ、戦ってくるのではないでしょうか。

5.最後に

久保選手はこれからもヨーロッパリーグでは先発出場が続くでしょう。ヨーロッパリーグで結果を出し続け、リーグ戦のスタメン出場機会をどんどん増やしていってほしいです。

がんばれ、久保選手

第6節バレンシア戦での久保選手プレー内容

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山本 幸一
長崎県五島列島育ちの建築士です。43歳になり、日々がマンネリ化してくるなか、何か新しい行動を起こしたいと思い、ブログを始めました。少しずつ勉強し、サッカー・建築・関心事等をアウトプットしていきたいと思っています。

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