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【一級建築士試験】8回受験した私が学科・製図試験の難易度、合格に必要な学習時間、費用等について解説します。

投稿日:2020年8月29日 更新日:

ペン

建築士試験の受験を考えていらっしゃる方にとっては、

  • 合格にはどれくらいの学習時間が必要か
  • 合格にはどれくらいの費用が必要か

この2点は特に気にかかることだと思います。今日は、二級建築士試験を1回、一級建築士試験を8回も受験した私が経験談を話します。

    この記事の目次

  1. 一級建築士試験の難易度
  2. 合格に必要な学習時間
  3. 合格に必要な費用
  4. 最後に




1.一級建築士試験の難易度

私は、高校も大学も偏差値40台。ですから、私が受かった以上、建築士試験は誰でも受かる試験です。具体的に必要となる勉強時間と費用は下記です。

  • 合格には学科試験450時間、製図試験350時間くらいの勉強が必要
  • 合格には100万円くらいの費用が必要

費用は、個人能力と職場環境により、当然に個人差がでると思います。

2.合格に必要な学習時間

受験年表
23歳 二級建築士受験 → 学科(独学)、製図(総合資格)ともに合格
26歳 一級建築士試験 → 学科(独学)玉砕
27歳 一級建築士試験 → 学科(独学)玉砕
28歳 一級建築士試験 → 学科(総合資格)計画1点たりず足切り不合格
29歳 一級建築士試験 → 学科(独学)合格、製図(総合資格)不合格
30歳 一級建築士試験 → 学科免除、製図(独学)不合格
39歳 一級建築士試験 → 学科(独学)合格、製図(総合資格)不合格
40歳 一級建築士試験 → 学科免除、製図(独学)不合格
41歳 一級建築士試験 → 学科免除、製図(TAC)合格

一級学科は28歳の時に通った総合資格のテキストを使って、29歳と39歳の時に合格。平日2時間、土日4時間で週18時間を半年間、合計すると450時間程度です。39歳の時には、総合資格の過去問集を追加購入して使いました。

製図は、平日3時間、土日8時間で週31時間を11週、合計すると350時間程度です。製図は特殊で手書きで作図をする練習にどうしても時間がかかります。製図の勉強方法、オススメのテキストなどはあらためて紹介しようと思っています。

以上、学科と製図のトータルの勉強時間は8か月半で800時間となります。

3.合格に必要な費用

費用年表
23歳 二級建築士受験 → 製図を総合資格に通い35万円
28歳 一級建築士試験 → 学科を総合資格に通い40万円
29歳 一級建築士試験 → 製図を総合資格に通い35万円
39歳 一級建築士試験 → 製図を総合資格に通い40万円
41歳 一級建築士試験 → 製図をTACに通い20万円

時間が経っていますので、受講費用はおおまかなものだと思ってください。現在はさらに受講費用があがっているでしょうね。合計170万円(一級135万)…、恐ろしい損失です。おバカは困りますね。笑

ただ、資格給が二級5千円、一級1万円ついたので、90万は戻ってきています。これから20年働くと、さらに240万は戻ってくるのでトータルでは160万のプラス。
プラス思考でいきましょう!

普通の人も学科一回、製図一回の受講費用は覚悟して挑んだ方がいいと思います。ただ、大手ゼネコンなどでは公共事業入札のための経営事項審査の際に有資格者数が点数評価に反映されるので、受講費用を全額出してくれたりするようです。学生の方は、その辺もよく調べて就職活動をするとよいかもしれませんね。

4.最後に

医者や弁護士、教師などとは違い資格がなくても建設業で設計職として働くことはできます。ですから、みんなが必死になって取ろうとする資格ではなく、本気で一生懸命に準備をして試験を受けている人はおそらく半数くらいだと思います。

一級建築士試験で合格率は学科15~20%、製図40%、トータル10%で難関といわれます。ただ、だまされてはいけません。受け続ければ必ず受かる試験です。学科を2回、製図を2回の3年計画で取り組めば、必ずだれでも受かります。

私は41歳までかかってしまいましたが、若いうちに、できれば20代のうちに取得して、その後の給料も人生の選択肢も増やしていきましょう。

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長崎県五島列島育ちの建築士です。43歳になり、日々がマンネリ化してくるなか、何か新しい行動を起こしたいと思い、ブログを始めました。少しずつ勉強し、サッカー・建築・関心事等をアウトプットしていきたいと思っています。

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