プレミアリーグ第15節は、アーセナル対チェルシーのビッグロンドンダービーとなりました。今シーズンは低迷している両チームですが、ダービーマッチでの奮起に期待です。試合結果、ポイント及び私が選ぶMOMは下記です。
- 試合結果:アーセナル 3-1 チェルシー
- 試合のポイント:ボールまわしが遅く、足元のつなぎが多い試合に
- MOM:該当選手なし
今シーズン調子の上がってこない両チームらしい試合になってしまい残念ではあるのですが、試合展開について解説していきます。
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この記事の目次
- プレミアリーグ20-21第15節 アーセナル対チェルシー
- 両チームともにボール回しが遅く、足元のつなぎが多い試合に
- ドルトムント(ブンデスリーガ)のスカウト力
- 最後に
1.プレミアリーグ20-21第14節 アーセナル対チェルシー
今回の記事では、プレミアリーグ第15節強豪同士の好カードにして注目のロンドンダービー、アーセナル対チェルシーの一戦を解説します。
今シーズンの両チームは、リーグ戦第14節終了時点でアーセナル15位、チェルシー6位と例年にないほど低迷しています。スターティングメンバーを見ると、両チームともにだいぶ顔ぶれが変わった印象を受けます。
試合前は、チェルシー10番プリシッチ選手、11番ベルナー選手に注目していました。
2.両チームともにボール回しが遅く、足元でのつなぎが多い試合に
まず、試合が動いたのは34分。アーセナルがPKを獲得し、これをラガゼット選手が確実に決めて、先制します。2点目もアーセナル。前半終了間際の44分にゴール正面やや右よりの位置から、ジャカ選手が直接FKをたたき込みます。
2点目もアーセナルが取り、試合はほぼ決まってしまいました。今日のチェルシーの前半の戦いからして、2点のビハインドを追いつくのは難しいように思いました。後半に入って56分、3点もアーセナルでした。右サイドでスルーパスを受けたサカ選手のクロスがそのままゴール左隅に吸い込まれました。(狙っている可能性もありますが。)チェルシーも85分にエイブラハム選手のゴールで1点は返しましたが、3-1でアーセナルが勝利しました。
試合を通して受けた印象ですが、両チームともにボールまわしにスピードがなく、足元へのつなぎが多くなっていました。そのうえ、最初の2点がともにセットプレーから入ってしまったので、期待が大きいロンドンダービーだけに展開としては低調に感じてしまいました。また、注目していたプリシッチ選手、ベルナー選手も見せ場はなく、個人的にはちょっと期待外れな試合になってしまいました。
3.ドルトムント(ブンデスリーガ)のスカウト力
試合にはまったく関係がありませんが、両チームのドルトムント出身選手が気になりました。プリシッチ選手とオーバメヤン選手の2人です。オーバメヤン選手はこの試合、不出場でしたが2人ともチームの攻撃を担う中心メンバーになっています。
ドルトムントはスカウティング力に長けています。例をあげれば、きりがありませんが、バイエルンのレバンドフスキ選手、バルセロナのデンベレ選手、香川真司選手もドルトムント出身です。どの選手も、若い時期にドルトムントに入団し、チームで成長してビッグクラブに移籍していった攻撃的なプレーヤーです。
現在も次世代のスーパースター、20歳のノルウェー代表ハーランド選手が在籍しており、これからの活躍がとても楽しみです。
4.最後に
両チームともに選手が多く入れ替わっていて、まだ戦い方を模索している状況です。今シーズンの優勝争いは厳しく、ヨーロッパリーグの出場権獲得を目指すシーズンになりそうです。
ただし、ビッグクラブですのであっという間に立て直してくる可能性もまだあります。また、上位のリバプール、トッテナム戦では目の色を変えて、戦ってくるはずです。まだまだ、シーズン中盤。巻き返しに期待しましょう。