ブログを始めて6週間になりました。
これまでに大好きなサッカーの記事を、海外サッカーに挑戦する日本人選手出場試合の解説を中心にいくつか書いてきました。
私は試合だけでなく、選手の書いた書籍を読んだり、スポーツ雑誌を読んだり、テレビでチームや選手の特集番組を観たりするのも好きなのですが、昨夜、すごくいいドキュメンタリー番組に出会いました。番組名は、
- 「8人のサッカー部」
タイトルを見て、離島や過疎地の学校のサッカー部だろうと想像はしましたが、私の故郷である長崎県五島列島の宇久高校サッカー部を特集したドキュメンタリーでした。
番組をみて、あらためてサッカーっていいなぁ、故郷っていいなぁと再認識しました。
少し、番組の内容、いや、宇久高校サッカー部を紹介してみます。
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この記事の目次
- FNSドキュメンタリー大賞「8人のサッカー部」
- 目標は1点を取ること
- 最後に
1.FNSドキュメンタリー大賞「8人のサッカー部」
宇久高校のある宇久島は、五島列島の最北端にあり、現在の人口は約2,000人。
宇久高校の当時の全校生徒は27名、そのうち、サッカー部員が8名です。
サッカー部員は2人が3年生、6人が2年生。
みんな、小学校から一緒にサッカーをやってきた幼なじみです。
2.目標は1点を取ること
私は福江島で育ちました。当時のサッカー部員はも30~40人で、試合も当然11人。
目指すは県ベスト8。普通のチームであれば、至って当たり前の目標だったと思います。
ただ、8人のサッカー部の目標は、
- 1点を取ること
みなさんは、この目標をどう思いますか?
普段の仕事で、きちんと自分の足元をみて、目標を立てられていますか?
高校総体の1回戦、8人は前半を0-6で折り返します。
前半にケガをした2年生(試合後に骨折とわかる大ケガでした)は、泣きながら、3年生のためにもやりたいと直訴し、プレーを続けます。
みなさんは、今の仕事で誰かのために?と思ってがんばることってありますか?
私は、ほぼありません。
だから、8人が1点取った時に、涙がでたのだろうと思います。
試合に勝つことではなく、1点を取ることを目標にした彼らだから、相手に何点奪われても諦めずに努力し続けることができます。
その結果、11人の相手からでも得点を奪うことができたのです。
3.最後に
試合前にインタビューを受けていた3年生は、試合で親や応援してくれる人たちに感謝を伝えたいと語っていました。
私も中学、高校と同じような思いで試合に行っていたなぁと懐かしくみていました。
仕事をしていくと、この感謝の思いってなくなってしまうのでしょうか?(笑)
8人を見習い、感謝の思いを持てるチーム作りを目指して、1日1日を努力しよう。
あらためて、当たり前のことを考え直す時間をくれた8人に感謝です。
ありがとう。