0時に寝て、7時に起きる。
朝8時に家を出て、仕事をして、夜8時に家に帰ってくる。
睡眠時間を除けば1日の3分の2は仕事のために時間を使っています。だから、仕事で充実感や達成感を得られているかどうかは人生において、とても大きなウエイトを占めてくるし、人間形成のうえでもとても重要だと思います。ただし、実際は丸投げの仕事に、過ぎる個人戦に、疲弊する毎日です(笑)。そんな人は私以外にもたくさんいるのではないでしょうか。
そんな方々は、アオアシ16巻を読みましょう。
東京シティ・エスペリオンがチームで仕事をする楽しさを思い出させてくれますよ。
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この記事の目次
- 東京シティ・エスペリオンがチーム一丸となって仕事をする大切さ、楽しさを教えてくれる
- 16巻でのエスペリオン名言集
- 最後に
1.東京シティ・エスペリオンがチームで仕事をする大切さ、楽しさを教えてくれる
16巻の主役はアシトの1学年上の桐木。今まで年代別日本代表に選ばれてきた天才肌のMFですが、VANS戦前に召集を見送られてしまいます。VANS戦ではゲームキャプテンを任されるも、自分よりも技術の劣るチームメイトを切り捨て、自ら仕掛けることに固執してしまい孤立します。しかし後半、自分を活かすために労力を惜しまないチームメイトの姿で我に返り、自分自身がチームメイトを信頼できていなかったことに気づきます。そこから、チームは一気に流れに乗っていきます。
2.16巻でのエスペリオン名言集
そんな中、試合中にエスペリオンの面々からたくさんの名言が登場します。
どれもサッカーに限らず、仕事にも置き換えられる名言だと思うので紹介します。
- コーチング、アイコンタクトを対等な立場でしたか?
- 大事なのは「感覚」で、言葉を理解すること。
- 「ここで奪う」という意思を、11人全員が共有して動く。
- 自分のレベルに合わせてもらって喜ぶ選手は、うちには一人もいない。
- 桐木さんと他の9人をつなぐ役割。「水を運ぶ役割」。
- 勝手に見切って、勝手に切り捨てるなんてズルいっしょ、桐木さん。
- なんとしてもお前にボールを集めようとする仲間の顔を見てなにを思う。
- 俺は、こいつらの利き足のことも考えていない。
- みんな身を挺してでも、そこまで持っていくさ。
- 仲間の気持ちを汲み、理解し、その上に乗せられてこそ洗練されたエゴイストになれる。
後半36分、桐木の出したラストパスは、遊馬のもとに。
ボールが強く、誰もが届かないと思ったそのパスには、なんとバックスピンが…。
ボールはドンピシャで遊馬の利き足へ…。
ゴール後、クールな桐木が切り捨てようとしていたチームメイトの大友、冨樫、朝利、竹島を呼び止め照れくさそうに、「まあ、続けて頼む。」、「悪かったな。」…。
涙、涙です。
最後は、桐木からのラストパスをアシトがダイレクトミドルで決め、攻守コンプリート。
3.最後に
以前の「キャプテン翼からアオアシ」という記事でも書きましたが、アオアシはサイドバックを主人公にした異色のサッカー漫画でそれぞれの視点が面白い作品です。今回はチームで1、2を争うテクニックを持った桐木の視点からエスペリオンを見ています。つまり、仕事でいくと知識や経験を持った人がまだ若い人たちをみているのに近い状況でしょう。
この16巻は、私のバイブルになりました。
仕事を成功させるうえで「目標を全員が共有していること」、「上下関係なしに対等な立場で意見を言うこと」、「仲間の気持ちを汲み、理解したうえで動くこと」、この3つは特に重要ですよね。
だだし、実行するのはほんとに難しい。実現できたら、アシトたちみたいに心から喜び合えるのかもしれませんね。いつかそんな日がくると信じて少しずつ実践していくしかありません。
みなさん、16巻だけでもいいです。読んでみてください。必ずプラスになりますよ。