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管理建築士講習の受講は義務? 事務所専任の建築士になる方は3年以上設計業務に従事した後、講習を受けましょう。

投稿日:2020年10月24日 更新日:

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みなさんは、管理建築士って知っていますか?

この記事では、管理建築士講習について紹介します。
管理建築士講習の受講対象者、受講費用は下記です。

  • 受講対象者:
    建築士として三年以上、設計などの業務に従事した方で、建築士事務所の専任の建築士になろうとする方
  • 受講費用:17,500円(※費用は各講習機関により異なる)

以下に、詳しく説明していきます。

    この記事の目次

  1. 管理建築士とは?
  2. 管理建築士の役割
  3. 管理建築士になるには?
  4. 管理建築士講習の受講は義務?
  5. 管理建築士講習の目的
  6. 管理建築士講習の内容と受講料
  7. 最後に




1.管理建築士とは?

講習紹介の前に、管理建築士とはどのような建築士か説明しておきます。
「管理建築士」については、建築士法第二十四条で定められています。
建築士事務所の開設者は、事務所を管理する専任の建築士を置かなければならず、この専任の建築士を「管理建築士」と呼びます。

2.管理建築士の役割

管理建築士の役割は、建築士法第二十四条3項にうたわれています。

主な役割はこの5つ。

  1. 物件ごとの業務の量、内容及び難易度に応じた業務期間の設定
  2. 業務担当者の選定及び配置
  3. 他業者へ業務を依頼する際の業務範囲の設定
  4. 所員の監督及び業務遂行の適正の確保
  5. 事務所開設者への助言

3.管理建築士になるには?

建築士法第二十四条2項で管理建築士は、建築士として三年以上の設計などの業務に従事した後、登録講習機関が行う講習の課程を修了した建築士でなければならないとされています。

4.管理建築士講習の受講は義務?

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上記に説明してきた内容からもわかるように、管理建築士講習の受講は、建築士定期講習とは違って、義務ではありません。「事務所を管理する専任の建築士」となる場合に、受講する必要があります。

5.管理建築士講習の目的

従来は、建築士であれば誰でも管理建築士になれました。
しかし、平成20年11月28日に施行された改正建築士法により、管理建築士となるためには管理建築士講習の受講が義務付けられました。

分業化・専門分化が進む建築設計において、技術的事項を総括する立場にある管理建築士の能力を強化し、業務の適正化を確保するのが目的となっています。

6.管理建築士講習の内容と受講料

建築士定期講習と同様に総合資格で受講しました。
講習は1日間で9:30~17:35でした。

講義内容
建築士法・その他関係法令に関する科目
建築士事務所の業務に関する事項
建築物の品質確保に関する事項
契約の締結・履行及び紛争の防止に関する事項
修了考査(60分・全30問)
※総合資格の管理建築士講習 講習案内より引用

配布テキスト
1.建築士法に基づく管理建築士定期講習テキスト

受講料:17,500円 ※上記は、総合資格の場合です。

修了考査はテキスト持ち込み可で、マルバツ2択です。講義を普通に受講すれば十分に解答できますので、事前対策等をする必要はありません。

7.最後に

建築士免許を持っている方は、誰でも独立を考えたことがあるのではないでしょうか。管理建築士講習を受講し、管理建築士の要件を満たしておくのは、独立するための準備になります。

建築士免許を取得したら、その3年後に管理建築士講習と覚えておきましょう。

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長崎県五島列島育ちの建築士です。43歳になり、日々がマンネリ化してくるなか、何か新しい行動を起こしたいと思い、ブログを始めました。少しずつ勉強し、サッカー・建築・関心事等をアウトプットしていきたいと思っています。

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