everlemoned

サッカーと建築と日々の関心事を思いのままにつづるブログ

サッカー

ワールドカップで優勝するにはサイドバックの活躍が欠かせない。イタリア大会以降の優勝国とサイドバックの関係性を解説します。

投稿日:2020年8月28日 更新日:

サッカースタジアム

1990年イタリア大会から8大会を観戦し、中3~高3の部活と大学サークルでサッカーをやってきた私が、今日は優勝国とサイドバックについて語ります。

以前、サッカー漫画のアオアシを紹介しましたが、主人公のアオイアシトはサイドバック。
現在の最強クラブの一つである南野選手所属のリバプールでは、右サイドバックのアレクサンダーアーノルドから左サイドバックのロバートソンへサイドチェンジ、さらにそのクロスをアレクサンダーアーノルドが決めてしまうという我々世代では考えられないプレーがサイドバックから生まれています。

今やサイドバックが高いポジションを保つのはサッカーのトレンド。
もちろん私もサイドバック経験済。だだ、ここ5年くらいボールを蹴ってません。
そんな私が、今日も浅く解説していきます。

    この記事の目次

  1. ワールドカップで優勝するにはサイドバックの活躍が欠かせない
  2. サイドバックでコンプリートしてる選手はいないんだぜ
  3. 最後に

「リベルタサッカースクール」の無料体験会へ参加

1.ワールドカップで優勝するにはサイドバックの活躍が欠かせない

ここ8大会の優勝国とサイドバック
1990年 西ドイツ ブレーメ
1994年 ブラジル ブランコ(ひいき目)
1998年 フランス テュラム
2002年 ブラジル カフー、ロベカル
2006年 イタリア ザンブロッタ、グロッソ
2010年 スペイン セルヒオラモス
2014年 ドイツ  ラーム
2018年 フランス パバール

一目瞭然ですね。ブレーメはベスト16オランダ戦で貴重な2点目を、ブランコは準々決勝オランダ戦で弾丸フリーキックを、テュラムは準決勝2ゴール、ザンブロッタはウクライナ戦・グロッソはドイツ戦でそれぞれ貴重な先制ゴールを、パバールのベスト16アルゼンチン戦でのスーバーミドルは記憶に新しいところでしょう。

そうです。サイドバックが点を取るとチームが波に乗るんです。
私は乗せたことがありませんが。

2.サイドバックでコンプリートしてる選手はいないんだぜ

ドイツ国旗

アオアシの栗林がアシトに言った言葉です。

ただ、ラームはコンプリートしているんじゃないかなって個人的には思っています。
2010・14ドイツ代表キャプテンで、2010年開幕コスタリカ戦で豪快ミドルを決めています。
ラームは小柄ですがフィジカルが強く、両サイドバックだけでなく、ペップの下では3バックの右やボランチも務めています。

ゴリゴリに上下動だけを繰り返すタイプのサイドバックとは違い、中に切れ込むドリブルやワンツー、前線の選手に入れる正確な楔、守備ではチャレカバ、コーチング。試合の組み立てに絡んで、なおかつ、試合を決められる選手でコンプリートしているといってもいいんではないでしょうか。

今回のチャンピオンズリーグ決勝では、ラームの後継者との呼び声高いキミッヒがコマンの決勝ゴールをアシストしています。軽く浮かせるようなクロス、ラームっぽいですね。今後のキミッヒにも注目です。

もう一人、正確な右足でフリーキッカーも務めるアトレティコのイングランド代表トリッピアにも注目です。

3.最後に

まだまだ、世界のサイドバックには面白い選手がたくさんいます。しかし、最近の日本は…。長きにわたって、内田選手、長友選手、酒井選手がつとめてきましたが、そろそろ若くて活きがいいサイドバック、台頭してきて欲しいです。

2022年カタールワールドカップで日本が初のベスト8に進むためには、サイドバックの活躍が欠かせません。



-サッカー
-

執筆者:


コメントをもらえるとうれしいです。

関連記事

ボール

ベルギーリーグ20-21第12節 シント=トロイデン対ゲンク 【ダービーは日本人対決。試合結果は2-1でゲンク勝利】

サッカーでは、同じホームタウンを持つチーム同士の対戦をダービーマッチと呼びます。 ベルギーリーグ第12節は、ともにリンブルフ州をホームタウンに持つシント=トロイデン対ゲンクのダービーマッチとなりました …

サッカーボール

1994年ワールドカップ準々決勝 ブラジル対オランダ。攻撃重視の両国がサッカーの醍醐味である3-2の打ち合いを披露。

ブログのテーマどうしよう?と迷ったので、大好きなサッカーネタを自分勝手に好き放題に書いてみます。私が初めてワールドカップをライブで見たのは13歳の時、1990年イタリア大会でした。それ以降8大会の中か …

サッカーボール1

ラ・リーガ20-21第19節 ヘタフェ対ウエスカ 【日本人対決は久保選手スタメン出場のヘタフェが1-0で勝利】

ラ・リーガ 第19節 ヘタフェ対ウエスカは、開幕戦に続いて岡崎選手と久保選手の日本人対決となりました。久保選手は先発出場、岡崎選手はベンチからのスタート。この試合での久保選手は、昨季のマジョルカでの後 …

はだし

ラ・リーガ20-21第7節 カディス対ビジャレアル 久保建英選手の【プレー解説】と【ヨーロッパリーグの展望】

ラ・リーガ第7節、ビジャレアルはアウェーで昇格組のカディスと対戦しました。 ヨーロッパリーグ初戦のスィヴァススポル(トルコ)戦で先発フル出場し、1G2Aの活躍をみせた久保建英選手はこの試合で今季リーグ …

サッカーボール

ラ・リーガ20-21第6節 ビジャレアル対バレンシア【久保選手は63分から出場。試合結果は2-1でビジャレアル勝利】

ラ・リーガは第6節、ビジャレアルはホームにバレンシアを迎えました。 試合はいぶし銀パレホ選手が決勝ミドルを決め、2-1でビジャレアルが勝利。 久保建英選手は63分から出場し、ビジャレアルでは最長となる …

プロフィール

五島風景
山本 幸一
長崎県五島列島育ちの建築士です。43歳になり、日々がマンネリ化してくるなか、何か新しい行動を起こしたいと思い、ブログを始めました。少しずつ勉強し、サッカー・建築・関心事等をアウトプットしていきたいと思っています。

詳しいプロフィールはこちら